こんにちは。はーねうすです。

今回も引き続き、「モーツァルト:歌劇≪魔笛≫(全曲)」を紹介します。

普段とは趣向を変えて、「モーツァルト:歌劇≪魔笛≫(全曲)」の全トラックを数回に分けて紹介しています。

今回は、第2幕の「第18場」から「第25場」までを取り扱います*。
*: CDでは歌唱場面がメインに収録されていますので、省略されている「場」や会話劇の箇所があります。

漸く再会を果たしたタミーノとパミーナですが、試練の中途にいるタミーノはパミーナの語りかけに応じることができません。そんなもどかしい場面から始まります。一方、タミーノたちとは別途にいるパパゲーノは運命の出会いをすることになります。

演奏は、指揮がサー・ゲオルグ・ショルティ氏、ウィーン・ハーモニー管弦楽団です。

打ち込みクラシック

DAW(Digital Audio Workstation)で入力したクラシック音楽のDTM(DeskTop Music)作品を紹介するコーナーを巻末に設けています。
今回紹介するアルバムの中から1曲をピックアップしていますので、是非お楽しみください。

「第2幕」の「第18場」から「第25場」の紹介です。

悲恋に陥るタミーノとパミーナの場面に反して、コミカルに進行するパパゲーノの場面が見所だぞ。

【着想】神童の集大成。

歌劇≪魔笛≫(全曲)」のコンテンツです。

「モーツァルト:歌劇≪魔笛≫(全曲)」です。
モーツァルト:歌劇≪魔笛≫(全曲) レーベル[DECCA]

モーツァルトは35年という短い生涯の中で、21曲もの歌劇を手掛けています。「歌劇『魔笛』」は、その最後を彩る集大成とも言えるオペラになっています。
今回は、第2幕の「第18場」から「第25場」を含むトラックを紹介します。
再会したタミーノとパミーナに訪れる別離、パパゲーノの新しい邂逅が描かれる場面です。
CDでは、歌唱場面がメインで収録されていますので、実質は「第18場~第25場」に含まれる一部が該当します。

CD1

No.曲名(1)曲名(2)作品番号
1歌劇≪魔笛≫ 第1幕序曲KV.620
2歌劇≪魔笛≫ 第1幕タミーノ:助けてくれ、殺されるKV.620
3歌劇≪魔笛≫ 第1幕パパゲーノ:俺は鳥刺しさまだKV.620
4歌劇≪魔笛≫ 第1幕タミーノ:この肖像の魅するような美しさはKV.620
5歌劇≪魔笛≫ 第1幕夜の女王:慄えないで、私のかわいい息子よKV.620
6歌劇≪魔笛≫ 第1幕パパゲーノ:フム、フム、フムKV.620
7歌劇≪魔笛≫ 第1幕モノスタトス:かわい子ちゃん、お入りKV.620
8歌劇≪魔笛≫ 第1幕パミーナ:愛を感じる男ならKV.620
9歌劇≪魔笛≫ 第1幕3人の童子:この道の先に目的地がありますKV.620
10歌劇≪魔笛≫ 第1幕タミーノ:あの童子たちの賢い教えをKV.620
11歌劇≪魔笛≫ 第1幕弁者:どこへ行くつもりか、不適な若者よKV.620
12歌劇≪魔笛≫ 第1幕タミーノ:ああ、何と強力な魔法の音かKV.620
13歌劇≪魔笛≫ 第1幕パミーナ、パパゲーノ:足は速く、心は勇気KV.620
14歌劇≪魔笛≫ 第1幕合唱:ザラストロ、万歳KV.620
15歌劇≪魔笛≫ 第1幕パミーナ:私は悪いことをいたしましたKV.620
16歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)僧侶の行進KV.620
17歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)ザラストロ:おお、イシスとオシリスの神よKV.620

CD2

No.曲名(1)曲名(2)作品番号
1歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)タミーノ:恐ろしい夜だ。パパゲーノ!KV.620
2歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)2人の僧侶:女の奸計に気をつけよKV.620
3歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)3人の侍女:どうしたのですKV.620
4歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)モノスタトス:誰にも恋の喜びはあるKV.620
5歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)夜の女王:地獄の復讐がこの胸にたぎるKV.620
6歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)ザラストロ:これらの聖なる御堂の中ではKV.620
7歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)3人の童子:もう一度歓迎の言葉を申し上げますKV.620
8歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)パミーナ:ああ、私には判る、すべては消えKV.620
9歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)僧たち:おお、イシス、オシリスの神よ、何たる喜び!KV.620
10歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)パミーナ:私たちは、もう会えないのですかKV.620
11歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)パパゲーノ:かわいい女の子をパパゲーノはほしいよKV.620
12歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2)3人の童子:間もなく夜明けを告げる太陽がKV.620
13歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2)パミーナ:だから、あなたが私の花婿ねKV.620
14歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2)2人の鎧の男:苦難に満ちたこの道を旅する者はKV.620
15歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2)パミーナ:ああ、タミーノ、何という幸せKV.620
16歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2)タミーノ、パミーナ:ぼくらは炎の中をくぐり抜けたKV.620
17歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2)パパゲーノ:パパゲーナ、パパゲーナ、パパゲーナKV.620
18歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2)パパゲーナ、パパゲーノ:パ、パ、パ、パKV.620
19歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2)モノスタトス:さあ、静かに、静かにKV.620
20歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2)ザラストロ:太陽の光は夜を追い払ったKV.620

ちょっとした所感です。

<CD2_トラック_08「ああ、私には判る、すべては消え」>

「CD2_No.8」:「パミーナ:ああ、私には判る、すべては消え」

酷く感傷的で、悲しみで胸が締め付けられるような楽曲です。

センチメンタルな旋律と穏やかな進行で支える管弦楽の伴奏が見事です。

物悲しげな女声(パミーナ:ソプラノ)で歌われる美しい旋律と、時折感極まったかのように張り上げられる痛々しい声音で構成される起伏ある内容が印象的です。

末尾は対話劇で進みます。

オペラに限らず、モーツァルトが短調で書いた楽曲の中でも、屈指の美しさを持っています。今にもむせび泣きしそうな印象の楽曲です。

<CD2_トラック_09「おお、イシス、オシリスの神よ、何たる喜び!」>

「CD2_No.9」:「僧たち:おお、イシス、オシリスの神よ、何たる喜び!」

神聖さに裏付けされた、圧倒的な支配力を示すかのような楽曲です。

穏やかで平板な曲調で進行する中、力強い合唱と強烈な合奏によるアタックが印象的です。

平坦な道が突如として起伏を持つという、神聖さの中に感じる圧倒的なプレッシャーの異様さを音楽に落とし込んでいます。

<CD2_トラック_10「私たちは、もう会えないのですか」>

「CD2_No.10」:「パミーナ:私たちは、もう会えないのですか」

タイトルとは裏腹に、どこか明るくチャーミングな感じのする楽曲です。

女声(パミーナ:ソプラノ)と男声(タミーノ:テノール、ザラストロ:バス)で進行し、伴奏はひっそりと支えるように控えめです。

初めは声部がそれぞれが独立して、語り合うように応答をします。その後徐々に2対1の構図になり、やがて3声旋律が旋律が混ざり合うように絡み合っていきます。

複雑さが楽しい楽曲です。

後半は対話劇で進み、象徴的な雷鳴が轟きます。

<CD2_トラック_11「かわいい女の子をパパゲーノはほしいよ」>

「CD2_No.11」:「パパゲーノ:かわいい女の子をパパゲーノはほしいよ」

陽気な旋律とステップを踏むようなテンポ、合いの手で入る鈴の音が楽しい楽曲です。

明るく歌い上げる男声(パパゲーノ:バリトン)には、幾分力みを感じます。

合いの手のように差し込まれるチェレスタによる鈴の音が可愛らしいです。

旋律線の描き方も明瞭で、いかにもお調子者のキャラクターを描写していて素敵です。

後半には新たな女声ソプラノのキャラクターが登場します。

作者、演者および演奏家のリストです。

  • 音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
  • 台本:エマヌエル・シカネーダー
  • 夜の女王:スミ・ジョー(ソプラノ)
  • パミーナ:ルート・ツィーザク(ソプラノ)
  • タミーノ:ウヴェ・ハイルマン(テノール)
  • パパゲーノ:ミヒャエル・クラウス(バリトン)
  • パパゲーナ:ロッテ・ライトナー(ソプラノ)
  • 第1の侍女:アドリアンヌ・ペジョンガ(ソプラノ)
  • 第2の侍女:アネッテ・キューテンバウム(ソプラノ)
  • 第3の侍女:ヤルト・ヴァン・ネス(メッゾ・ソプラノ)
  • ザラストロ:クルト・モル(バス)
  • モノスタトス:ハインツ・ツェドニク(テノール)
  • 弁者:アンドレアス・シュミット(バス)
  • 合唱:ウィーン国立歌劇合唱団 / 合唱指揮:ヘルムート・フロシャウアー
  • 合唱:ウィーン少年合唱団 / 合唱指揮:ペーター・マルシキ
  • フルート・ソロ:マインハルトニーダーマイヤー
  • 演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ

以上、敬称略。

「モーツァルト:歌劇≪魔笛≫(全曲)」です。
モーツァルト:歌劇≪魔笛≫(全曲) レーベル[DECCA]

「ああ、私には判る、すべては消え」は、パミーナの悲しみが伝わってくる素敵な楽曲ですね。

モーツァルトが書いた短調の楽曲の中でも、飛び切りに美しいよな。

【観想】別離と邂逅。

魅力と醍醐味について、少しばかりの言及です。

今回は、「歌劇≪魔笛≫」第2幕「第18場」から「第25場」を含むトラックを紹介しています。

ここでは、「オペラ対訳ライブラリー モーツァルト 魔笛」(荒井秀直[訳] / 音楽之友社)および「『マンガでオペラ7』魔笛」(中野京子[監修・解説] / ブロッコリー子[漫画] / ヤマハミュージックメディア)を参考に、各場を紹介してみたいと想います。

「第2幕 第18場」
ようやくタミーノに再会することができたパミーナですが、口も聞いてもらえずに遇われてしまいます。
試練の途上にいるタミーノは約束通り「沈黙」を貫いています。
試練に最中にあることを露知らず、冷たくされたパミーナは自身に非があるのかと悲しみます。
タミーノに同行していたパパゲーノに理由を問いますが、こちらでも口も聞いてもらえずに遇われてしまいます。
タミーノとパパゲーノの二人から口も聞いてもらえず、「ここを去れ」とジャスチャーで返されたパミーナは悲しみに暮れます。
アリアああ、私には判る、すべては消えが歌われる場面でもあります。

「第2幕 第19場」
パパゲーノは、「沈黙」を貫いたことをタミーノに自慢たらしく語ります。
そして、眼前に並べられた料理と酒に舌鼓を打ちます。
先を促すタミーノをパパゲーノは「先にいってください」と言い、その場に留まることを選びます。
「ザラストロがライオンを配置したとしてもどかない」と豪語したパパゲーノですが、突如として登場したライオンに驚きます。
急いで戻ってきたタミーノは魔笛の音でライオンを退けます。
仕方なくパパゲーノは先に進むことを承諾します。
「沈黙」を貫くタミーノに対して、パパゲーノはやかましく自分に降りかかった災難を愚痴ります。
アリアや重唱はなく、会話劇で進行します。

「第2幕 第20場」
場面は円い天井を備えた広間に転換します。
弁者と神官が登場し、何かの儀式めいた雰囲気が漂います。
そして、イジスの神とオジリスの神を称え始めます。
合唱「おお、イシス、オシリスの神よ、何たる喜び!」が歌われる場面でもあります。

「第2幕 第21場」
神官に連れてこられたタミーノに、ザラストロが最後の試練とでも言うかのように「二つの危険な道」を示します。
「国を治める賢い王になる」ために進む「危険な道」への挑戦の「誓い」としてパミーナとの別れを諭します。
遅れてやってきたパミーナは、タミーノとの別れを告げられ、悲しみます。
ザラストロは「いずれまた会える」とパミーナを慰めます。
「今生の別れになるのかもしれない」という不安に苛まれたパミーナを、タミーノは「私を信じてほしい」と諭します。
三重唱私たちは、もう会えないのですかが歌われる場面でもあります。

「第2幕 第22場」
置いてきぼりをくらったと感じたパパゲーノがわめき散らかします。
強烈な雷鳴と共に響く、「さがれ」という声に圧倒されるパパゲーノは、タミーノに付いてきたことを公開します。
アリアや重唱はなく、会話劇で進行します。

「第2幕 第23場」
弁者が一人残されたパパゲーノにワインを振る舞います。
「何か欲しいものはないか」と問われたパパゲーノは「彼女か女房が欲しい」と「人生における幸せ」を考え始めます。
アリアかわいい女の子をパパゲーノはほしいよが歌われる場面でもあります。

「第2幕 第24場」
パパゲーノの元に老婆が登場します。
老女はパパゲーノを「この場から抜けだそう」と手を差し伸べます。
「一生閉じ込められる」と脳裏を不安で埋め尽くされたパパゲーノは老婆の手を取ります。
「かわい子ちゃんに出会うまで」と条件付きで交際を承諾したパパゲーノの前で、老婆は若い娘に変わります。
「パパゲーナ!」とパパゲーノは驚き、抱擁を迫ります。
アリアや重唱はなく、会話劇で進行します。

「第2幕 第25場」
パパゲーナの登場に動揺した弁者は、パパゲーノを指して「娘、彼はお前にはまだ早い」と告げます。そして弁者はパパゲーナを連れていきます。
後を追おうとするパパゲーノを弁者は引き下がるよう促しますが、パパゲーノは抵抗します。
そしてパパゲーノは奈落に沈みます。
アリアや重唱はなく、会話劇で進行します。

キャラクターのちょっとした感想。

  • タミーノは、試練に打ち勝った、将来有望なイケメン王子。
  • パミーナは、立て続けに訪れる別離を運命づけられた、悲劇のヒロイン。
  • パパゲーノは、自身の欲望に素直な、お調子者のトリックスター。
  • ザラストロは、若者たちを正しい道へ導いていると信じている、達観した賢者。
  • 弁者は、自身の役目を全うする、実直な神官。
  • 老婆は、実はパパゲーナ。
「オペラ対訳ライブラリー モーツァルト 魔笛」です。
オペラ対訳ライブラリー モーツァルト 魔笛 荒井秀直[訳] 音楽之友社

すすめの図書です。

「知の再発見双書04 モーツァルト 神に愛されしもの」です。
知の再発見双書04 モーツァルト 神に愛されしもの ミシェル・パルティ[著] 海老沢敏[監修] 創元社

「知の再発見双書04 モーツァルト 神に愛されしもの」(ミシェル・パルティ[著] / 海老沢敏[監修] / 創元社)です。

創元社の「知の再発見双書」シリーズです。カラーの図版が多くてとても重宝します。

モーツァルトの生涯を、丁寧に紐解いた内容になっています。まるでモーツァルトの日記を読んでいるかのようです。

後半には資料篇として、同時代や後世の評価を交えたモーツァルト論、戯曲や映画などの派生作品の紹介で構成されています。

資料編には「モーツァルトとフリーメーソン」という節があり、モーツァルトがフリーメーソンに加入した経緯が描かれています。

モーツァルトの作品には、フリーメーソンの思想や信条が深く影響しているとする説があります。

フリーメーソンのを象徴するアトリビュートが、とりわけ「歌劇」に鏤められていると考えられています。

そのような説の中、「1773年の≪エジプトの王モータス≫には、太陽の司祭たちが登場する。この司祭たちは、光の哲学を信奉するフリーメーソンの象徴そのものである。また、1791年の≪魔笛≫はモーツァルトの遺書と考えられている。」(163ページ抜粋)とあります。

大変興味深いですね。

音楽家の略歴です。

<略歴> ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
【墺】1756-1791
古典派の典型をなす作曲家。早熟の天才であり、35歳で夭逝。'84年フリーメーソンに加盟、その活動が作品にも投影する。1770年代初めまでの初期の作品には前古典派およびイタリア古典派の影響が強く見られるが、中期には典雅なギャラント様式、マンハイム楽派の様式を採り入れ、30歳以後の後期ではバロック音楽への傾倒も加わって、古典美のなかに深遠な表情をもつようになった。
(「クラシック音楽作品名辞典<改訂版> 三省堂」より抜粋)

別れが約束されていたような、タミーノとパミーナが不憫です。

一方運命の出会いを控えたパパゲーノ、という構図が特徴的だな。

【追想】華麗なピアノ・アレンジ。

歌劇の魅力が詰め込まれています。

「モーツァルト 歌劇≪魔笛≫」です。
モーツァルト 歌劇≪魔笛≫ 青島広志[解説・ピアノ編曲] 全音楽譜出版社

「モーツァルト 歌劇≪魔笛≫」(青島広志[解説・ピアノ編曲] / 全音楽譜出版社)です。

青島広志氏による、「歌劇≪魔笛≫」に登場するアリアや重唱のピアノ編曲のスコアです。

青島氏の解説には、モーツァルトの「歌劇≪魔笛≫」に対する情熱を強く感じ取ることができます。

今回紹介した場面からは、ああ、私には判る、すべては消え」(CDアルバムの曲名で、全音楽譜出版社版の曲名は「愛の喜びは露と消え)が収録されています。

解説によると、「モーツァルトが『死』を思い描いた時に用いるト短調」(6ページ抜粋)、「随所に見られる”ため息”の動機(4つの音での下降型)」(6ページ抜粋)などにより深い悲しみを表現しているとしています。

モーツァルトにとって「短調」の作品は寡作になります。

そのため、「短調」はここぞとばかりに輝きます。

「ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調」、「ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調」は好例ですね。

そして「ト短調」に限れば、「交響曲 第25番 ト短調」と「交響曲 第40番 ト短調」が有名ですね。

モーツァルトの短調を、もっと知りたいですね。

モーツァルトの短調には、特別感がありますね。

「長調の作曲家」というイメージが強いからな。レア感もあいまって「短調」で書いたことへの理由付けを、聴き手は「深読み」していしまうのかもしれんな。

【雑想】下手の横好き。(第143弾)

クラシック音楽の打ち込み作品の紹介です。

「Studio One」シリーズで打ち込んだクラシック音楽をお披露目するコーナーです。

今回は、第2幕 第12場のアリア「ああ、私には判る、すべては消え」*のピアノ編曲版です。
*: 全音楽譜出版社で掲載の曲名は「愛の喜びは露と消え」です。

準備中です。

他作品を含め、下記リンク先にクラシック音楽の打ち込み作品などを纏めていますので、ご鑑賞いただければ嬉しいです。

・ミュージック(クラシック_01)
・ミュージック(クラシック_02)
・ミュージック(クラシック_03)

クラシック音楽をファミコン(ファミリーコンピューター)の音源風(あくまで「風」)にアレンジした「8bit クラシック」という打ち込み作品も纏めていますので、上記に加えてご鑑賞いただければ幸いです。

・ミュージック(8bit クラシック_01)

長く続く趣味を持ちたいです。

前回から引き続き趣向を変えた、モーツァルトの「歌劇≪魔笛≫」を紹介しました。(いずれ通常スタイルには戻ります。)

やっと再会ができたタミーノとパミーナですが、すぐさま別れが訪れます。

パミーナは何かしら「別離」の宿命を背負っているのかもしれません。

反して、わがままを貫き通しているパパゲーノにはパパミーナという恋人が登場します。

お調子者で愛嬌のあるキャラクターということもあって、主役であるタミーノよりも目立っていますよね。

次回も引き続き、モーツァルトの「魔笛」を紹介します。

タミーノとパミーナの別れ、まさに佳境でしたね。

主役の座をパパゲーノがかっさらってしまいそうになる場面も見物だったな。