こんにちは。はーねうすです。
今回も引き続き、「モーツァルト:歌劇≪魔笛≫(全曲)」を紹介します。
普段とは趣向を変えて、「モーツァルト:歌劇≪魔笛≫(全曲)」の全トラックを数回に分けて紹介しています。
ついに最終回となりました。
今回は、第2幕の「第29場」から「第30場」までを取り扱います*。
*: CDでは歌唱場面がメインに収録されていますので、省略されている「場」や会話劇の箇所があります。
タミーノとパミーナの物語は一段落がつきました。残るのは、敵役の夜の女王とモノスタトス、そしてトリックスター的なパパゲーノの終幕です。
演奏は、指揮がサー・ゲオルグ・ショルティ氏、ウィーン・ハーモニー管弦楽団です。
★打ち込みクラシック
DAW(Digital Audio Workstation)で入力したクラシック音楽のDTM(DeskTop Music)作品を紹介するコーナーを巻末に設けています。
今回紹介するアルバムの中から2曲をピックアップしていますので、是非お楽しみください。
「第2幕」の「第29場」と「第30場」の紹介です。ついに最終回ですね。
タミーノとパミーナが一先ず落ち着いたあと、残された夜の女王、モノスタトス、パパゲーノらの物語が展開されて幕を閉じるぞ。
【着想】神童の集大成。
「歌劇≪魔笛≫(全曲)」のコンテンツです。

モーツァルトは35年という短い生涯の中で、21曲もの歌劇を手掛けています。「歌劇『魔笛』」は、その最後を彩る集大成とも言えるオペラになっています。
今回は、第2幕の「第29場」と「第30場」を含むトラックを紹介します。
試練を乗り越えて新しい道を歩むタミーノとパミーナとの2人に対して、敵役である夜の女王とモノスタトスの悲惨な末路が描かれます。そしてパパゲーノとパパゲーナの恋慕が描かれる場面です。
CDでは、歌唱場面がメインで収録されていますので、実質は「第29場、第30場」に含まれる一部が該当します。
CD1
| No. | 曲名(1) | 曲名(2) | 作品番号 |
| 1 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | 序曲 | KV.620 |
| 2 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | タミーノ:助けてくれ、殺される | KV.620 |
| 3 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | パパゲーノ:俺は鳥刺しさまだ | KV.620 |
| 4 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | タミーノ:この肖像の魅するような美しさは | KV.620 |
| 5 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | 夜の女王:慄えないで、私のかわいい息子よ | KV.620 |
| 6 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | パパゲーノ:フム、フム、フム | KV.620 |
| 7 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | モノスタトス:かわい子ちゃん、お入り | KV.620 |
| 8 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | パミーナ:愛を感じる男なら | KV.620 |
| 9 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | 3人の童子:この道の先に目的地があります | KV.620 |
| 10 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | タミーノ:あの童子たちの賢い教えを | KV.620 |
| 11 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | 弁者:どこへ行くつもりか、不適な若者よ | KV.620 |
| 12 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | タミーノ:ああ、何と強力な魔法の音か | KV.620 |
| 13 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | パミーナ、パパゲーノ:足は速く、心は勇気 | KV.620 |
| 14 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | 合唱:ザラストロ、万歳 | KV.620 |
| 15 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | パミーナ:私は悪いことをいたしました | KV.620 |
| 16 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | 僧侶の行進 | KV.620 |
| 17 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | ザラストロ:おお、イシスとオシリスの神よ | KV.620 |
CD2
| No. | 曲名(1) | 曲名(2) | 作品番号 |
| 1 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | タミーノ:恐ろしい夜だ。パパゲーノ! | KV.620 |
| 2 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | 2人の僧侶:女の奸計に気をつけよ | KV.620 |
| 3 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | 3人の侍女:どうしたのです | KV.620 |
| 4 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | モノスタトス:誰にも恋の喜びはある | KV.620 |
| 5 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | 夜の女王:地獄の復讐がこの胸にたぎる | KV.620 |
| 6 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | ザラストロ:これらの聖なる御堂の中では | KV.620 |
| 7 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | 3人の童子:もう一度歓迎の言葉を申し上げます | KV.620 |
| 8 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | パミーナ:ああ、私には判る、すべては消え | KV.620 |
| 9 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | 僧たち:おお、イシス、オシリスの神よ、何たる喜び! | KV.620 |
| 10 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | パミーナ:私たちは、もう会えないのですか | KV.620 |
| 11 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | パパゲーノ:かわいい女の子をパパゲーノはほしいよ | KV.620 |
| 12 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2) | 3人の童子:間もなく夜明けを告げる太陽が | KV.620 |
| 13 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2) | パミーナ:だから、あなたが私の花婿ね | KV.620 |
| 14 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2) | 2人の鎧の男:苦難に満ちたこの道を旅する者は | KV.620 |
| 15 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2) | パミーナ:ああ、タミーノ、何という幸せ | KV.620 |
| 16 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2) | タミーノ、パミーナ:ぼくらは炎の中をくぐり抜けた | KV.620 |
| 17 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2) | パパゲーノ:パパゲーナ、パパゲーナ、パパゲーナ | KV.620 |
| 18 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2) | パパゲーナ、パパゲーノ:パ、パ、パ、パ | KV.620 |
| 19 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2) | モノスタトス:さあ、静かに、静かに | KV.620 |
| 20 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2) | ザラストロ:太陽の光は夜を追い払った | KV.620 |
ちょっとした所感です。
<CD2_トラック_17「パパゲーナ、パパゲーナ、パパゲーナ」>
「CD2_No.17」:「パパゲーノ:パパゲーナ、パパゲーナ、パパゲーナ」
明るく戯けた調子と、どことなく迷走気味の曲調が印象的な楽曲です。
同じ場所をぐるぐると旋回しているような迷走感と、早くどうにかしないとという焦燥感を滲ませた男声(バリトン:パパゲーノ)の歌唱がユニークです。
そして、その心境に拍車をかける管弦楽の伴奏が楽しいです。
調子を崩したかのような笛の音を境に一転、暗鬱な調子になります。
その後重唱(ボーイソプラノ:3人の童子)をはさみ、気分が一新したのうな、疾走感のある曲調に変わります。
鈴の音(グロッケンシュピール)が軽やかに奏でられた後、喜びを全開にしたような臆面もない歌唱に突入します。
<CD2_トラック_18「パ、パ、パ、パ」>
「CD2_No.18」:「パパゲーナ、パパゲーノ:パ、パ、パ、パ」
嬉しいという感情を、極端にまで単純化した、愛くるしくて愉快な楽曲です。
歌劇≪魔笛≫に限らず、モーツァルトの楽曲の中でもとりわけ有名です。一度聴くと音の跡が耳にこびり付きます。
楽曲全体を特徴付ける動機を伴った旋律で奏でられる管弦楽による序奏で始まります。
そして、男声(バリトン:パパゲーノ)と女声(パパゲーナ:ソプラノ)が互いの名前を呼び合います。
徐々に勢いとスピードを増して行き、感情の昂ぶりは最高潮に達します。
歓喜の極みに到達したような、一切の憂いを払拭したような、他を寄せ付けない排他的で楽観的な内容になっています。
<CD2_トラック_19「さあ、静かに、静かに」>
「CD2_No.19」:「モノスタトス:さあ、静かに、静かに」
焦燥感と恐怖感を表出したような、切羽詰まった心象を抱かせる曲調が印象的な楽曲です。
つんのめり気味で今にも躓きそうな、焦りを感じさせる男声(テノール:モノスタトス)、女声(ソプラノ:夜の女王)と女声重唱(ソプラノ/メゾ・ソプラノ:3人の侍女)で展開されます。
焦燥感を煽るような、スピードとプレッシャーを伴った管弦楽の伴奏が追い打ちをかけるようです。
最後には轟音により、悪辣たちに制裁を加えたかのような演出が施されます。
<CD2_トラック_20「太陽の光は夜を追い払った」>
「CD2_No.20」:「ザラストロ:太陽の光は夜を追い払った」
大団円を絵に描いたような、幕引き前の大盛況といった風味の楽曲です。
男声独唱(バス:ザラストロ)に引き続き、混声による大合唱と圧巻の管弦楽で盛り上げます。
曲調は威勢と重量、そして速度を増し、物語の統括とでも言うような圧倒的なパワーを提示します。
艱難辛苦や試練を乗り越え、幸福を手にしたキャクターたちを祝福するように、大合奏で締めくくられます。
作者、演者および演奏家のリストです。
- 音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
- 台本:エマヌエル・シカネーダー
- 夜の女王:スミ・ジョー(ソプラノ)
- パミーナ:ルート・ツィーザク(ソプラノ)
- タミーノ:ウヴェ・ハイルマン(テノール)
- パパゲーノ:ミヒャエル・クラウス(バリトン)
- パパゲーナ:ロッテ・ライトナー(ソプラノ)
- 第1の侍女:アドリアンヌ・ペジョンガ(ソプラノ)
- 第2の侍女:アネッテ・キューテンバウム(ソプラノ)
- 第3の侍女:ヤルト・ヴァン・ネス(メッゾ・ソプラノ)
- ザラストロ:クルト・モル(バス)
- モノスタトス:ハインツ・ツェドニク(テノール)
- 弁者:アンドレアス・シュミット(バス)
- 合唱:ウィーン国立歌劇合唱団 / 合唱指揮:ヘルムート・フロシャウアー
- 合唱:ウィーン少年合唱団 / 合唱指揮:ペーター・マルシキ
- フルート・ソロ:マインハルトニーダーマイヤー
- 演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
以上、敬称略。

「パ、パ、パ、パ」は、一度聴くと忘れられませんね。
パパゲーノが主役の座を一気にかっさらう場面を、より強固に印象付ける楽曲だよな。
【観想】恋慕の未来と悪辣の末路。
魅力と醍醐味について、少しばかりの言及です。
今回は、「歌劇≪魔笛≫」の第2幕「第29場」から「第30場」を含むトラックを紹介しています。
ここでは、「オペラ対訳ライブラリー モーツァルト 魔笛」(荒井秀直[訳] / 音楽之友社)および「『マンガでオペラ7』魔笛」(中野京子[監修・解説] / ブロッコリー子[漫画] / ヤマハミュージックメディア)を参考に、各場を紹介してみたいと想います。
「第2幕 第29場」
舞台は庭の場面に転換します。
パパゲーノが、調子外れな笛を吹き鳴らしながら、「パパゲーナ!!」と連呼します。
「女房、恋人、彼女」と呼びかけますが、パパゲーナからの応答はありません。
自分が悪い、当然の報いだと意気消沈しながらも、パパゲーナを想う気持ちを叫びます。
それでも返事がないことに落胆したパパゲーノは、腰に付けていた縄を気にかけ、首を吊ろうと図ります。
泣き言のようなことを繰り返し、なかなか次に進まないパパゲーノですが、3人の童子が登場して救いの手を差し伸べます。
「鈴を鳴らせばあの子が現われる」と助言します。
3人の童子の言葉に「魔鈴」の存在を思い出すパパゲーノは、高らかに鈴を鳴らします。
そして、パパゲーナが姿を現します。
パパゲーノとパパゲーナは互いの名前を呼び合い、互いの恋慕を確かめ、結婚することを誓います。
アリア「パパゲーナ、パパゲーナ、パパゲーナ」と重唱「パ、パ、パ、パ」が歌われる場面でもあります。
「第2幕 第30場」
奈落の底からモノスタトス、夜の女王と3人の侍女が松明を持って登場します。
神殿への侵入を図って、最後のあがきのように暗躍します。
モノスタトスは未だにパミーナへの欲情を抱き、「復讐が成功した暁には娘をもらう」という約束を、口を酸っぱくして夜の女王に告げます。そして夜の女王は応じます。
今正に復讐を決起しようとしたところに、雷鳴が轟き、稲妻がモノスタトス、夜の女王、3人の侍女を打ち砕き、奈落へと突き落とします。
一段高いところでザラストロ、その下に神官の服を着たタミーノとパミーナが登場します。
その他の神官と、花を持った3人の童子もいます。
モノスタトス、夜の女王、3人の末路を見送った後、ザラストロは力強く「偽善者の邪な力を打ち砕いた」と宣言します。
そして、その場の全員でオジリスとイジスを讃え、感謝を捧げます。
「美と叡智とが、永遠の王冠になって輝く」と高らかに謳い上げて、幕を閉じます。
キャラクターのちょっとした感想。
- タミーノは、毅然とした態度で未来に望む、将来が有望なイケメン王子。
- パミーナは、毅然とした態度で未来に望む、悲劇を克服したヒロイン。
- パパゲーノは、最後に未来の女房のハートを射止める、お調子者のトリックスター。
- パパゲーナは、最後に未来の旦那のハートを射止める、牽引力のあるヒロイン。
- ザラストロは、若者たちを新たな道へ誘う、達観した賢者。
- 夜の女王は、威厳と娘を失った、救いようのない母親。
- モノスタトスは、どこまでもモノスタトス。

すすめの図書です。

「モーツァルトのオペラ「愛」の発見」(岡田暁生[著]/講談社学術文庫)です。
社会情勢や文化様式などの精神史の観点から、モーツァルトのオペラを軸に、モーツァルトという作曲家を再確認する著作です。
オペラとしては、1770年頃の「ポントの王ミトリダーテ」から最晩年である1971年の「魔笛」までの代表作を取り扱っています。
「魔笛」については、「第六章 清く正しく ≪魔笛≫と市民のイデオロギー」という章で紹介してます。
社会情勢の激変に影響を受け、モーツァルトのオペラにも音楽様式上の変化が見られたと言及しています。
モーツァルトにとって「魔笛」とは、作曲家としての転向を示す作品でもあったとしています。
モーツァルトの音楽語法の使い分けには、単に観客の趣味趣向や社会層に合わせただけでなく、自身の思想信条の表明としても採用されていたとしています。
末尾には文献だけでなく、CDやDVDのガイドがあり、とても参考になります。
音楽家の略歴です。
<略歴> ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
【墺】1756-1791
古典派の典型をなす作曲家。早熟の天才であり、35歳で夭逝。'84年フリーメーソンに加盟、その活動が作品にも投影する。1770年代初めまでの初期の作品には前古典派およびイタリア古典派の影響が強く見られるが、中期には典雅なギャラント様式、マンハイム楽派の様式を採り入れ、30歳以後の後期ではバロック音楽への傾倒も加わって、古典美のなかに深遠な表情をもつようになった。
(「クラシック音楽作品名辞典<改訂版> 三省堂」より抜粋)
豪快で豪勢な幕引きですね。大団円っぽい雰囲気を醸し出していました。
単なる「ドタバタ喜劇」や「愛と復讐劇」ではないよな。モーツァルトが内に秘めた思想や宗教観、政治的な信条などが含まれた作品なのかもしれないな。
【追想】キュートなピアノ・アレンジ。
歌劇の魅力が詰め込まれています。

「モーツァルト 歌劇≪魔笛≫」(青島広志[解説・ピアノ編曲] / 全音楽譜出版社)です。
青島広志氏による、「歌劇≪魔笛≫」に登場するアリアや重唱のピアノ編曲のスコアです。
青島氏の解説には、モーツァルトの「歌劇≪魔笛≫」に対する情熱や想いが多分に含まれています。
今回紹介した場面からは、「パパゲーナ、パパゲーナ、パパゲーナ」と「パ、パ、パ、パ」(CDアルバムの曲名で、全音楽譜出版社版の曲名は「恋人か女房が」と「パパパの二重唱」)が収録されています。
前者は「ドイツ民謡風」の有節歌曲で、穏やかな部分と早い部分の速度設定をあらかじめ決めておくことが大切だと、演奏上の助言を記しています。
加えて、グロッケンシュピール(歌劇では「魔鈴」)の箇所の弾く分けが肝腎だともしています。
後者は、「30年ほど前に書いた編曲を、この度少し改めました。」(6ページ抜粋)とあります。独奏版だと「パパパの二重唱」が要求する楽しさは再現できないとし、連弾で編曲されています。
セコンドが「パパゲーノ」、プリモが「パパゲーナ」の役割になると記しています。(バスとソプラノの位置関係ですね。セコンドが低音域で、プリモが高音域です。)
やっぱりモーツァルトの作品は、ピアノにアレンジしても楽しめることが大事ですね。
パパパの二重唱が「連弾」なのは、とてもマッチしていますよね。
原曲の持つ「掛け合い」の楽しさを演出するには、連弾や二台のピアノで演じるのがしっくりくるのだろうな。
【雑想】下手の横好き。(第145弾)
クラシック音楽の打ち込み作品の紹介です。
「Studio One」シリーズで打ち込んだクラシック音楽をお披露目するコーナーです。
今回は、第2幕 第29場のアリア「パパゲーナ、パパゲーナ、パパゲーナ」*と「パ、パ、パ、パ」*のピアノ編曲版です。
*: 全音楽譜出版社で掲載の曲名は「恋人か女房が」と「パパパの二重唱」です。
恋人か女房が
準備中です。
パパパの二重唱
準備中です。
他作品を含め、下記リンク先にクラシック音楽の打ち込み作品などを纏めていますので、ご鑑賞いただければ嬉しいです。
・ミュージック(クラシック_01)
・ミュージック(クラシック_02)
・ミュージック(クラシック_03)
クラシック音楽をファミコン(ファミリーコンピューター)の音源風(あくまで「風」)にアレンジした「8bit クラシック」という打ち込み作品も纏めていますので、上記に加えてご鑑賞いただければ幸いです。
長く続く趣味を持ちたいです。
前回から引き続き趣向を変えた、モーツァルトの「歌劇≪魔笛≫」を紹介しました。そして最終回でした。(いずれ通常スタイルには戻ります。)
ついに終幕です。
正直なところ、個人的には前回に紹介した「第2幕 第28場」でも充分にエンドロールを流して良い場面だと思いました。
でも、やはりパパゲーナの存在は外せません。「パパパの二重唱」が楽しみで歌劇≪魔笛≫を観劇する方もいらっしゃるでしょう。
そして、締めくくりの超常的な場面も、単なる大団円では終わらせない意図が含まれていたと感じざるを得ません。
2024年の12月末にスタートした「モーツァルト:歌劇≪魔笛≫(全曲)」ですが、今回で終了です。
当初の予定通り、1年で無事に終えられました。
生活環境の変化(1年間の期限付きで異動)が予告されていたので、なかなかブログを更新できないだろうなと考え、以前からやってみたかった「魔笛の全曲紹介」に踏み切りました。(1月に1回のペースで、1年で終えられるように分割する案も、捻出しました。)
ありがちですが異動は延長がきまりました。ですが、当初の予定通り次回からは元のスタイルに戻ります。
どうぞよろしくお付き合いください。
ついに終わりましたね。
ついに終わったな。モーツァルトの歌劇、他にも沢山聴こうな。