こんにちは。はーねうすです。

今回も引き続き、「モーツァルト:歌劇≪魔笛≫(全曲)」を紹介します。

普段とは趣向を変えて、「モーツァルト:歌劇≪魔笛≫(全曲)」の全トラックを数回に分けて紹介しています。

今回は、第2幕の「第8場」から「第11場」までを取り扱います*。
*: CDでは歌唱場面がメインに収録されていますので、省略されている「場」や会話劇の箇所があります。

第2幕 の山場とも言える、パミーナと夜の女王の再会の場面が含まれます。オペラの女声アリアの中でも屈指の有名曲である「地獄の復讐がこの胸をたぎる」が歌われる場面でもあります。

演奏は、指揮がサー・ゲオルグ・ショルティ氏、ウィーン・ハーモニー管弦楽団です。

打ち込みクラシック

DAW(Digital Audio Workstation)で入力したクラシック音楽のDTM(DeskTop Music)作品を紹介するコーナーを巻末に設けています。
今回紹介するアルバムの中から1曲をピックアップしていますので、是非お楽しみください。

「第2幕」の「第8場」から「第11場」の紹介です。

魔笛の中でも見せ場である、パミーナと夜の女王の対峙が扱われているな。

【着想】神童の集大成。

歌劇≪魔笛≫(全曲)」のコンテンツです。

「モーツァルト:歌劇≪魔笛≫(全曲)」です。
モーツァルト:歌劇≪魔笛≫(全曲) レーベル[DECCA]

モーツァルトは35年という短い生涯の中で、21曲もの歌劇を手掛けています。「歌劇『魔笛』」は、その最後を彩る集大成とも言えるオペラになっています。
今回は、第2幕の「第8場」「第9場」「第10場」「第11場」を含むトラックを紹介します。
パミーナと夜の女王のやり取りの凄味に加え、モノスタトスの横やりなどが面白い場面です。
CDでは、歌唱場面がメインで収録されていますので、実質は「第8場」「第9場」と一部が該当します。

CD1

No.曲名(1)曲名(2)作品番号
1歌劇≪魔笛≫ 第1幕序曲KV.620
2歌劇≪魔笛≫ 第1幕タミーノ:助けてくれ、殺されるKV.620
3歌劇≪魔笛≫ 第1幕パパゲーノ:俺は鳥刺しさまだKV.620
4歌劇≪魔笛≫ 第1幕タミーノ:この肖像の魅するような美しさはKV.620
5歌劇≪魔笛≫ 第1幕夜の女王:慄えないで、私のかわいい息子よKV.620
6歌劇≪魔笛≫ 第1幕パパゲーノ:フム、フム、フムKV.620
7歌劇≪魔笛≫ 第1幕モノスタトス:かわい子ちゃん、お入りKV.620
8歌劇≪魔笛≫ 第1幕パミーナ:愛を感じる男ならKV.620
9歌劇≪魔笛≫ 第1幕3人の童子:この道の先に目的地がありますKV.620
10歌劇≪魔笛≫ 第1幕タミーノ:あの童子たちの賢い教えをKV.620
11歌劇≪魔笛≫ 第1幕弁者:どこへ行くつもりか、不適な若者よKV.620
12歌劇≪魔笛≫ 第1幕タミーノ:ああ、何と強力な魔法の音かKV.620
13歌劇≪魔笛≫ 第1幕パミーナ、パパゲーノ:足は速く、心は勇気KV.620
14歌劇≪魔笛≫ 第1幕合唱:ザラストロ、万歳KV.620
15歌劇≪魔笛≫ 第1幕パミーナ:私は悪いことをいたしましたKV.620
16歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)僧侶の行進KV.620
17歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)ザラストロ:おお、イシスとオシリスの神よKV.620

CD2

No.曲名(1)曲名(2)作品番号
1歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)タミーノ:恐ろしい夜だ。パパゲーノ!KV.620
2歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)2人の僧侶:女の奸計に気をつけよKV.620
3歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)3人の侍女:どうしたのですKV.620
4歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)モノスタトス:誰にも恋の喜びはあるKV.620
5歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)夜の女王:地獄の復讐がこの胸にたぎるKV.620
6歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)ザラストロ:これらの聖なる御堂の中ではKV.620
7歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)3人の童子:もう一度歓迎の言葉を申し上げますKV.620
8歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)パミーナ:ああ、私には判る、すべては消えKV.620
9歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)僧たち:おお、イシス、オシリスの神よ、何たる喜び!KV.620
10歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)パミーナ:私たちは、もう会えないのですかKV.620
11歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1)パパゲーノ:かわいい女の子をパパゲーノはほしいよKV.620
12歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2)3人の童子:間もなく夜明けを告げる太陽がKV.620
13歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2)パミーナ:だから、あなたが私の花婿ねKV.620
14歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2)2人の鎧の男:苦難に満ちたこの道を旅する者はKV.620
15歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2)パミーナ:ああ、タミーノ、何という幸せKV.620
16歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2)タミーノ、パミーナ:ぼくらは炎の中をくぐり抜けたKV.620
17歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2)パパゲーノ:パパゲーナ、パパゲーナ、パパゲーナKV.620
18歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2)パパゲーナ、パパゲーノ:パ、パ、パ、パKV.620
19歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2)モノスタトス:さあ、静かに、静かにKV.620
20歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2)ザラストロ:太陽の光は夜を追い払ったKV.620

ちょっとした所感です。

<CD2_トラック_05「地獄の復讐がこの胸にたぎる」>

「CD2_No.5」:「夜の女王:地獄の復讐がこの胸にたぎる」

強烈な威圧感と、強固な存在感で真っ向から押し迫ってくる、ドラマティックな楽曲です。

モーツァルトの楽曲の中でも屈指の有名曲で、女声アリアのヴィルトゥオーゾとしても難曲に含まれます。

そして、飛び抜けて華麗です。

重量感の管弦楽の伴奏に乗り、高低の起伏が激しい旋律を女声(夜の女王:ソプラノ)が歌い上げます。

激しく揺れる感情の波が押し寄せてくるような進行に魅了されます。とりわけ最高音辺りでの展開は、感情の昂ぶりの極みを見事に表現しています。

物語の登場キャラクターだけでなく、鑑賞者をも巻き込んで屈服を強いるような、圧倒的なプレッシャーを持って迫ってきます。

烈火のごとく突き進む楽曲にひたすらに魅了されます。

作者、演者および演奏家のリストです。

  • 音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
  • 台本:エマヌエル・シカネーダー
  • 夜の女王:スミ・ジョー(ソプラノ)
  • パミーナ:ルート・ツィーザク(ソプラノ)
  • タミーノ:ウヴェ・ハイルマン(テノール)
  • パパゲーノ:ミヒャエル・クラウス(バリトン)
  • パパゲーナ:ロッテ・ライトナー(ソプラノ)
  • 第1の侍女:アドリアンヌ・ペジョンガ(ソプラノ)
  • 第2の侍女:アネッテ・キューテンバウム(ソプラノ)
  • 第3の侍女:ヤルト・ヴァン・ネス(メッゾ・ソプラノ)
  • ザラストロ:クルト・モル(バス)
  • モノスタトス:ハインツ・ツェドニク(テノール)
  • 弁者:アンドレアス・シュミット(バス)
  • 合唱:ウィーン国立歌劇合唱団 / 合唱指揮:ヘルムート・フロシャウアー
  • 合唱:ウィーン少年合唱団 / 合唱指揮:ペーター・マルシキ
  • フルート・ソロ:マインハルトニーダーマイヤー
  • 演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ

以上、敬称略。

「モーツァルト:歌劇≪魔笛≫(全曲)」です。
モーツァルト:歌劇≪魔笛≫(全曲) レーベル[DECCA]

「地獄の復讐がこの胸にたぎる」には、圧倒されますよね。

歌劇≪魔笛≫の中でも最高の聴き所だな。パミーナと夜の女王の対話劇の後、管弦楽の導入を聴いた瞬間、「ついにこの曲が来たか」という感慨とともに、体がぶるりと震える感覚を体験するぞ。

【観想】女王の豹変。

魅力と醍醐味について、少しばかりの言及です。

今回は、「歌劇≪魔笛≫」第2幕「第8場」から「第11場」を含むトラックを紹介しています。

ここでは、「オペラ対訳ライブラリー モーツァルト 魔笛」(荒井秀直[訳] / 音楽之友社)および「『マンガでオペラ7』魔笛」(中野京子[監修・解説] / ブロッコリー子[漫画] / ヤマハミュージックメディア)を参考に、各場を紹介してみたいと想います。

「第2幕 第8場」
ついにパミーナと夜の女王が再会します。
パミーナは好意的に再会を喜びますが、夜の女王はどこか不機嫌です。「お母さま」と呼びかけたパミーナに対して、「お母さま呼ばわりされる筋合いはない」と夜の女王は切り返します。
「王子が神々の試練を受けていること(=神に仕える者たちに身を捧げたこと)」をパミーナから聞いた夜の女王は、タミーノの心変わりを知り徐々に怒りを露わにします。
先代の王つまりパミーナの父親の力を奪い取った者たちを信じるのか、と語り始めます。
「七重の太陽の環」という絶大な力を持つアイテムをザラストロ(=神に仕える者)に奪われたのだと、パミーナに言い聞かせます。
父親が亡くなったことを聞いたパミーナは落胆しますが、それでもザラストロたちが「悪」には思えないと、夜の女王に言います。
夜の女王の怒りはヒートアップし、最高潮に達します。
ザラストロたちを野蛮で卑劣な者たちと罵り、そいつらの方を持つのか、とパミーナへ攻め寄ります。
そして、「地獄の業火のごとき苦しみを味わえ。そして、ザラストロに死の苦しみを与えろ。さもなくば親子の縁は砕かれる」と短剣をちらつかせてぶちまけます。
アリア「地獄の復讐がこの胸にたぎる」が歌われる場面でもあります。

「第2幕 第9場」
烈火のごとく怒り狂った母親に迫られたパミーナが、恐怖と悲しみで一杯一杯になります。
そして短剣を手にしたまま、ザラストロを殺すことなどできない、とつぶやきます。
アリアや重唱はなく、会話劇で進行します。

「第2幕 第10場」
どうしたらいいのかと悲嘆に暮れるパミーナに、親子のやり取りを盗み見していたモノスタトスが「俺に任せろ」と詰め寄り、短剣を奪います。
そして、「ザラストロを代わりに殺してやる。」「夜の女王もいずれ神官たちの手で殺される。」という前置きの後、「お前とお前の母親が助かるには、俺のことを好きになれ」とモノスタトスはパミーナに強要します。
「神様」と独りごちた後、「イエスかノーか」と言うモノスタトスに、「嫌です」とパミーナは即答します。
「自分の心はタミーノに捧げた」と言い、執拗に迫ってくるモノスタトスの「イエスかノーか」に「嫌です」と続けます。
アリアや重唱はなく、会話劇で進行します。

「第2幕 第11場」
再三パミーナに断られたモノスタトスは、しびれを切らしてパミーナに手を掛けようとします。
そこを、ザラストロが静止します。
ザラストロに咎められると思ったモノスタトスは言い訳をまくし立てます。
「厳しく処罰されるべきだ。だが罪は夜の女王にある。」とザラストロはお咎めなしでモノスタトスをその場から立ち退け、と命じます。
モノスタトスは「娘がだめなら、母親のところにあたるか」と立ち去ります。

キャラクターのちょっとした感想。

  • パミーナは、怒り狂う母親、迫り来る悪漢と難所が連発する、悲劇のヒロイン。
  • 夜の女王は、憎悪に怒りに燃え、復讐心から我が娘に難題を押しつける、苛烈さと冷徹さを持ち合わせた母親。
  • モノスタトスは、卑劣な手段を臆面もなく使うがどこか抜けている、やっぱり憎めない悪漢。
  • ザラストロは、冷静に状況を判断する、分別のある賢者。
「オペラ対訳ライブラリー モーツァルト 魔笛」です。
オペラ対訳ライブラリー モーツァルト 魔笛 荒井秀直[訳] 音楽之友社

おすすめの図書です。

モーツァルトの手紙 吉田秀和[編訳] 講談社学術文庫

「モーツァルト考」(池内紀[著] / 講談社学術文庫)です。

音楽評論家で、随筆家でもある吉田秀和氏が翻訳した「モーツァルトの手紙」を編纂した書籍です。

「少年時代(一七七○~一七七二)」「青年時代(一七七三~一七七七)」「パリ時代(一七七七~一七八一)」「ヴィーン時代(一七八一~一七九一)」という章立てで構成されています。

手紙の前後に、内容を補足する説明があり、手紙が書かれた状況を知れる工夫がされています。

詳細な注釈も素晴らしいです。

面白いのは、「*原文では左書き、右書きと交互になっているのでこうしてみた。」という18~19ページに掲載された手紙の翻訳です。

日本語訳では縦書きになるので、改行ごとに上下が逆さまになるように掲載されています。印刷、校正の大変さも察せられます。

付録として「ハルモニコン 1825年11月号所載」のモーツァルトの手紙が掲載されています。

この手紙は真っ赤な偽作で、吉田氏も「多分そうなのだろうと考えている」(314ページ抜粋)としています。

ですが、「極めて興味のある題目を取り扱っているので、割愛するに忍びずしばらくここに付録として訳載した。贋作にしても、これだけの傑作ができれば、モーツァルト評論として相当のものだといってはいけないだろうか?」(314ページ抜粋)と記しています。

名評論家の視点・視野・視座に感服します。

音楽家の略歴です。

<略歴> ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
【墺】1756-1791
古典派の典型をなす作曲家。早熟の天才であり、35歳で夭逝。'84年フリーメーソンに加盟、その活動が作品にも投影する。1770年代初めまでの初期の作品には前古典派およびイタリア古典派の影響が強く見られるが、中期には典雅なギャラント様式、マンハイム楽派の様式を採り入れ、30歳以後の後期ではバロック音楽への傾倒も加わって、古典美のなかに深遠な表情をもつようになった。
(「クラシック音楽作品名辞典<改訂版> 三省堂」より抜粋)

第1幕とは異なる夜の女王の立ち振る舞いに驚かされます。

夜の女王の豹変振りは、ザラストロへの憎しみを端的に表わしていると言えるな。

【追想】圧巻のピアノ・アレンジ。

歌劇の魅力が詰め込まれています。

「モーツァルト 歌劇≪魔笛≫」です。
モーツァルト 歌劇≪魔笛≫ 青島広志[解説・ピアノ編曲] 全音楽譜出版社

「モーツァルト 歌劇≪魔笛≫」(青島広志[解説・ピアノ編曲] / 全音楽譜出版社)です。

青島広志氏による、「歌劇≪魔笛≫」に登場するアリアや重唱のピアノ編曲のスコアです。

青島氏の解説からは、氏がモーツァルトの「歌劇≪魔笛≫」にかけた情熱を十二分に感じ取ることができます。

今回紹介した場面からは、地獄の復讐がこの胸にたぎる」(CDアルバムの曲名で、全音楽譜出版社版の曲名は「わが胸、怒りに燃えて」)が収録されています。

解説によると、「≪魔笛≫の中で、最高の聞きどころとなるアリアで、女王役の歌い手はこの歌に全精力を傾けるといっても過言ではありません」(6ページ抜粋)とあります。

女声のソプラノ歌手にとっては、難曲中の難曲だと思います。そしてそこが「見せ場」になると思います。

原曲は、歌唱と管弦楽の荒々しさが極めて華麗に表現されています。

ピアノ・アレンジ版もその点を踏まえています。譜面を一目見ただけで、それまでのモーツァルトっぽさと異なります。

演奏に際しても、「やや荒々しく感じられるように弾いても許されるでしょう。両手の跳躍が激しい部分は、そこがひとつの『見せ場』のつもりで演奏してください。」(6ページ抜粋)とアドバイスしています。

この楽曲が、モーツァルトの作品の中でも異質に感じるのは、「荒々しい」という点に加え、「見せ場を意識した造り」にあるのかもしれませんね。

確かに「荒々しい」といったイメージもありますね。

歌唱部位のジェットコースターっぷりに耳を奪われがちだが、管弦楽の伴奏にもしっかりと耳を傾けてほしいな。総じて「荒々しい」ことの魅力が伝わってくるぞ。

【雑想】下手の横好き。(第141弾)

クラシック音楽の打ち込み作品の紹介です。

「Studio One」シリーズで打ち込んだクラシック音楽をお披露目するコーナーです。

今回は、第2幕 第8場のアリア地獄の復讐がこの胸にたぎる*のピアノ編曲版です。
*: 全音楽譜出版社で掲載の曲名は「我が胸、怒りに燃えて」です。

我が胸、怒りの燃えて

作曲家:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト 作曲年:1791
(ピアノ編曲:青島広志「モーツァルト 歌劇≪魔笛≫」全音楽譜出版社)

他作品を含め、下記リンク先にクラシック音楽の打ち込み作品などを纏めていますので、ご鑑賞いただければ嬉しいです。

・ミュージック(クラシック_01)
・ミュージック(クラシック_02)
・ミュージック(クラシック_03)

クラシック音楽をファミコン(ファミリーコンピューター)の音源風(あくまで「風」)にアレンジした「8bit クラシック」という打ち込み作品も纏めていますので、上記に加えてご鑑賞いただければ幸いです。

・ミュージック(8bit クラシック_01)

長く続く趣味を持ちたいです。

前回から引き続き趣向を変えた、モーツァルトの「歌劇≪魔笛≫」を紹介しました。(いずれ通常スタイルには戻ります。)

パミーナと夜の女王が再会し、夜の女王が豹変するような様がとても印象的な場面でした。

とりわけ、夜の女王が歌うアリア「地獄の復讐がこの胸にたぎる」に魅了されました。

この楽曲で歌劇≪魔笛≫の虜になったとしても過言ではありません。

とても素敵です。

次回も引き続き、モーツァルトの「魔笛」を紹介します。

「地獄の復讐がこの胸にたぎる」は確かに凄味のある楽曲ですね。

モーツァルトの楽曲の中でも、極めで劇的な展開をみせる内容だといえるな。