こんにちは。はーねうすです。
今回も引き続き、「モーツァルト:歌劇≪魔笛≫(全曲)」を紹介します。
普段とは趣向を変えて、「モーツァルト:歌劇≪魔笛≫(全曲)」の全トラックを数回に分けて紹介しています。
今回は、第2幕の「第26場」から「第28場」までを取り扱います*。
*: CDでは歌唱場面がメインに収録されていますので、省略されている「場」や会話劇の箇所があります。
*: ただし「第26場」からはフィナーレとなり、ほとんどを音楽で進行する内容となっています。
タミーノとパミーナの再会が描かれ、二人の試練に幕が閉じられるクライマックスが描かれた場面です。物語としては大団円と捉えられる場面ですね。
ですが、まだ終幕にはなりません。
演奏は、指揮がサー・ゲオルグ・ショルティ氏、ウィーン・ハーモニー管弦楽団です。
★打ち込みクラシック
DAW(Digital Audio Workstation)で入力したクラシック音楽のDTM(DeskTop Music)作品を紹介するコーナーを巻末に設けています。
今回紹介する書籍(楽譜)の中から1部をピックアップしていますので、是非お楽しみください。
「第2幕」の「第26場」から「第28場」の紹介です。
タミーノとパミーナの物語としてはクライマックスだな。二人の試練が無事に終わり、新たな道が示される場面で締められるぞ。
【着想】神童の集大成。
「歌劇≪魔笛≫(全曲)」のコンテンツです。

モーツァルトは35年という短い生涯の中で、21曲もの歌劇を手掛けています。「歌劇『魔笛』」は、その最後を彩る集大成とも言えるオペラになっています。
今回は、第2幕の「第26場」から「第28場」を含むトラックを紹介します。
タミーノとの別離で正気を失いかけていたパミーナ、そして再会からの立ち直りが見所です。二人の愛による試練の克服が描かれる、ひとつのクライマックスです。
CDでは、歌唱場面がメインで収録されていますので、実質は「第26場~第28場」に含まれる一部が該当します。(ただし「第26場」からはフィナーレとなり、ほとんどを音楽で進行する内容となっています。)
CD1
No. | 曲名(1) | 曲名(2) | 作品番号 |
1 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | 序曲 | KV.620 |
2 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | タミーノ:助けてくれ、殺される | KV.620 |
3 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | パパゲーノ:俺は鳥刺しさまだ | KV.620 |
4 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | タミーノ:この肖像の魅するような美しさは | KV.620 |
5 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | 夜の女王:慄えないで、私のかわいい息子よ | KV.620 |
6 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | パパゲーノ:フム、フム、フム | KV.620 |
7 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | モノスタトス:かわい子ちゃん、お入り | KV.620 |
8 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | パミーナ:愛を感じる男なら | KV.620 |
9 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | 3人の童子:この道の先に目的地があります | KV.620 |
10 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | タミーノ:あの童子たちの賢い教えを | KV.620 |
11 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | 弁者:どこへ行くつもりか、不適な若者よ | KV.620 |
12 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | タミーノ:ああ、何と強力な魔法の音か | KV.620 |
13 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | パミーナ、パパゲーノ:足は速く、心は勇気 | KV.620 |
14 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | 合唱:ザラストロ、万歳 | KV.620 |
15 | 歌劇≪魔笛≫ 第1幕 | パミーナ:私は悪いことをいたしました | KV.620 |
16 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | 僧侶の行進 | KV.620 |
17 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | ザラストロ:おお、イシスとオシリスの神よ | KV.620 |
CD2
No. | 曲名(1) | 曲名(2) | 作品番号 |
1 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | タミーノ:恐ろしい夜だ。パパゲーノ! | KV.620 |
2 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | 2人の僧侶:女の奸計に気をつけよ | KV.620 |
3 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | 3人の侍女:どうしたのです | KV.620 |
4 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | モノスタトス:誰にも恋の喜びはある | KV.620 |
5 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | 夜の女王:地獄の復讐がこの胸にたぎる | KV.620 |
6 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | ザラストロ:これらの聖なる御堂の中では | KV.620 |
7 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | 3人の童子:もう一度歓迎の言葉を申し上げます | KV.620 |
8 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | パミーナ:ああ、私には判る、すべては消え | KV.620 |
9 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | 僧たち:おお、イシス、オシリスの神よ、何たる喜び! | KV.620 |
10 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | パミーナ:私たちは、もう会えないのですか | KV.620 |
11 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その1) | パパゲーノ:かわいい女の子をパパゲーノはほしいよ | KV.620 |
12 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2) | 3人の童子:間もなく夜明けを告げる太陽が | KV.620 |
13 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2) | パミーナ:だから、あなたが私の花婿ね | KV.620 |
14 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2) | 2人の鎧の男:苦難に満ちたこの道を旅する者は | KV.620 |
15 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2) | パミーナ:ああ、タミーノ、何という幸せ | KV.620 |
16 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2) | タミーノ、パミーナ:ぼくらは炎の中をくぐり抜けた | KV.620 |
17 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2) | パパゲーノ:パパゲーナ、パパゲーナ、パパゲーナ | KV.620 |
18 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2) | パパゲーナ、パパゲーノ:パ、パ、パ、パ | KV.620 |
19 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2) | モノスタトス:さあ、静かに、静かに | KV.620 |
20 | 歌劇≪魔笛≫ 第2幕(その2) | ザラストロ:太陽の光は夜を追い払った | KV.620 |
ちょっとした所感です。
<CD2_トラック_12「間もなく夜明けを告げる太陽が」>
「CD2_No.12」:「3人の童子:間もなく夜明けを告げる太陽が」
明るく穏やかな朝を迎えているような、温かみのある楽曲です。
管楽が導く明朗な旋律と、弦楽で支えられる柔和な伴奏が愛らしいです。
ボーイソプラノ(3人の童子)による歌唱は、楽曲の持つ印象をより朗らかな内容へと強調するかのようです。
ですが、徐々に起伏が激しくなり、音量も増していくことで、なにやら不穏な曲調で引き続きます。
<CD2_トラック_13「だから、あなたが私の花婿ね」>
「CD2_No.13」:「パミーナ:だから、あなたが私の花婿ね」
前曲から引き続きます。
曲調はやや憂いを帯びた印象に転じた後劇的に重厚さを増す、不安と懐疑を内包したかのような楽曲です。
女声(パミーナ:ソプラノ)が歌い上げる感傷的な旋律と、管弦楽の物憂げな伴奏が素晴らしいです。
半ばでは一時明るみを帯びますが、後半に差し掛かって重唱による劇的で起伏の激しい曲調に変化します。
管弦楽の伴奏も場を盛り上げんばかりに、重厚で緊張感のある音響で迫ってきます。
<CD2_トラック_14「苦難に満ちたこの道を旅する者は」>
「CD2_No.14」:「2人の鎧の男:苦難に満ちたこの道を旅する者は」
重々しくて厚みのある、厳めしい楽曲です。
管弦楽による長くて重量感のある序奏が印象的です。
男声2人による律儀さを感じさせられる整理された歌唱と、単調とも言える規則的な動きを見せる管弦楽の伴奏が、とても興味深いです。
後半に入り幾分激性を持った箇所を経過した後、男声(タミーノ:テノール)と女声(パミーナ:ソプラノ)による重唱が差し込まれます。
そして再び男声2人の重唱に切り替わります。
<CD2_トラック_15「ああ、タミーノ、何という幸せ」>
「CD2_No.15」:「パミーナ:ああ、タミーノ、何という幸せ」
明るく躍動感があり、幸福感に満ちあふれた心象の楽曲です。
男声(タミーノ:テノール)と女声(パミーナ:ソプラノ)による二重唱で始まります。
そして、女声(パミーナ:ソプラノ)がメインで披露する昂揚感が溢れる歌唱と、それを支える控えめな管弦楽の伴奏が続きます。
柔らかな管弦楽は、まるで苦難を乗り越えたことへの祝福のようです。
後半は改めて男声(タミーノ:テノール)が加わり、喜びに浸るかのように盛り上がります。
<CD2_トラック_16「ぼくらは炎の中をくぐり抜けた」>
「CD2_No.16」:「タミーノ、パミーナ:ぼくらは炎の中をくぐり抜けた」
艱難辛苦を乗り越え、漸く手に入れた幸福に歓喜し、分かち合っているかのような、柔らかくて穏やかな楽曲です。
フルート(魔笛)が奏でる柔らかくて優しい甘美な旋律に引き続き、男声(タミーノ:テノール)と女声(パミーナ:ソプラノ)による二重唱で演じられる箇所は、喜びを分かち合っていることを充分に示しています。
お互いに祝福し、晴れやかな気分が演出された歌唱がとても印象的です。
最後は大合唱と管弦楽の伴奏で場面は一気に最高潮に達し、歓喜と祝福を勢いよく表現して、大団円のように締めくくられます。
作者、演者および演奏家のリストです。
- 音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
- 台本:エマヌエル・シカネーダー
- 夜の女王:スミ・ジョー(ソプラノ)
- パミーナ:ルート・ツィーザク(ソプラノ)
- タミーノ:ウヴェ・ハイルマン(テノール)
- パパゲーノ:ミヒャエル・クラウス(バリトン)
- パパゲーナ:ロッテ・ライトナー(ソプラノ)
- 第1の侍女:アドリアンヌ・ペジョンガ(ソプラノ)
- 第2の侍女:アネッテ・キューテンバウム(ソプラノ)
- 第3の侍女:ヤルト・ヴァン・ネス(メッゾ・ソプラノ)
- ザラストロ:クルト・モル(バス)
- モノスタトス:ハインツ・ツェドニク(テノール)
- 弁者:アンドレアス・シュミット(バス)
- 合唱:ウィーン国立歌劇合唱団 / 合唱指揮:ヘルムート・フロシャウアー
- 合唱:ウィーン少年合唱団 / 合唱指揮:ペーター・マルシキ
- フルート・ソロ:マインハルトニーダーマイヤー
- 演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
以上、敬称略。

「第26場」以降は、歌唱と音楽で成立した場面で構成されていますね。
位置づけとしては、フィナーレになるな。最高潮を迎えるためにも、連続する音楽の力が重要だと気づかされるぞ。
【観想】再会と歓喜。
魅力と醍醐味について、少しばかりの言及です。
今回は、「歌劇≪魔笛≫」の第2幕「第26場」から「第28場」を含むトラックを紹介しています。
ここでは、「オペラ対訳ライブラリー モーツァルト 魔笛」(荒井秀直[訳] / 音楽之友社)および「『マンガでオペラ7』魔笛」(中野京子[監修・解説] / ブロッコリー子[漫画] / ヤマハミュージックメディア)を参考に、各場を紹介してみたいと想います。
「第2幕 第26場」
フィナーレに入る場になります。
天から地に舞い降りる3人の童子が、タミーノの成長とともにもたらされる未来を予見するようなことを宣います。
それとは対照的に、絶望の淵にいるパミーナを見かけては、暗鬱としている理由を勘ぐったりしています。
その勘ぐりは、「パミーナは、タミーノが愛してくれないので思い込んでいるため」というもので、当たっています。
そして陰からパミーナの行動を様子見します。
合唱「間もなく夜明けを告げる太陽が」が歌われる場面でもあります。
「第2幕 第27場」
手に短剣を持ち、その短剣を見つめながら「お前が私の花婿で、私の悲しみを終わらせてくれる」と不穏なことをつぶやくパミーナの、痛々しい様が見受けられます。
気が触れて、自決をしようとしていると考えた3人の童子はパミーナを思いとどまらせようと動きます。
「恋人を捨てられるあの人を憎めない私」「お母様の呪い」「私を裏切ったタミーノ」などと口走り、短剣で自身を突き刺そうとします。
3人の童子による「あなたが慕う彼が、あなたの有様をみたら悲しんで死んでしまうにちがいない。彼はあなただけを愛している。」と踏みとどまらせます。
それでも反論するパミーナに3人の童子は、タミーノに会わせることを約束します。
3人の童子の導きによって正気を取り戻したパミーナは、力強くタミーノとの再会を誓います。
合唱「だから、あなたが私の花婿ね」が歌われる場面でもあります。
「第2幕 第28場」
場面はまるで煉獄のような景色に転換します。
試練の最中にあるタミーノが、鎧を纏った2人の兵士に連れられています。
鎧を纏った2人の兵士は、「火と水と大気と大地によって清められる。死の恐怖を克服し、天国へ舞い上がる。そして、悟りを得てイシスの秘儀に到達する」という祝詞のようなことをタミーノに言い聞かせます。
タミーノは「その恐怖はない。恐怖の扉を開けて欲しい。」と大胆に出ます。
そのとき、パミーナが登場します。
「あなたに会いたかった」と言うパミーノの声を聞いたタミーノは、パミーナと運命を共にすることに幸せを感じます。
鎧を纏った2人の兵士にパミーナと言葉を交わすことが許されたタミーノは、幸せであることを噛みしめます。
そして、タミーノはパミーナと共に神殿へ赴くことを決意します。
見事に再会を果たした2人は抱擁します。「なんという幸せ。」と繰り返します。
「恐怖の門」を指し示し、「自分に迫る危機」であることをパミーナに告げます。
パミーナは「あなたの先にたってまいります。愛が私を導いてくれるので。」とタミーノの手を取ります。
そして「魔笛を吹いて欲しい」とタミーノに願います。笛の音に道中の無事を祈って欲しいと願いをかけます。
笛の音に導かれるように、歩く2人。そして、門が閉じ、炎や風が荒れ狂い、雷鳴が轟く場所に踏み入ります。
業火の中、2人は抱擁し立ち尽くします。そして、試練に打ち勝ち、イシスの神による幸せが与えられたと実感します。
そして「イシスの神に仕える資格を与えられた者」として、神殿に中へ導かれます。
重唱「ああ、タミーノ、何という幸せ」と合唱「ぼくらは炎の中をくぐり抜けた」が歌われる場面でもあります。
キャラクターのちょっとした感想。
- タミーノは、試練に打ち勝ち、愛を手に入れたイケメン王子。
- パミーナは、絶望を乗り越え、愛を手に入れたヒロイン。
- 3人の童子は、闇落ちしかけたヒロインを立ち直らせる、おませな子供。
- 2人の鎧の男は、規律正しい、生真面目なおっさん。

すすめの図書です。

「モーツァルト オペラ≪魔笛≫序曲 KV620」(藤原順[解説] / 全音楽譜出版社)です。
モーツァルトの「歌劇≪序曲≫」のフルスコアです。
藤原順氏による親切で丁寧な解説が、とても素晴らしいです。
モーツァルトの生涯を解説する流れの中に溶け込ませた、「歌劇≪魔笛≫の誕生」のくだりが見事です。
いかに「歌劇≪魔笛≫」がモーツァルトの集大成であることかが、強く印象づけられる構成に感動します。
また、楽曲解説では、歌劇本編で使用されているモチーフとの結びつきや関連性を、譜例付きで紹介されているので、とても勉強になります。重宝したいですね。
音楽家の略歴です。
<略歴> ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
【墺】1756-1791
古典派の典型をなす作曲家。早熟の天才であり、35歳で夭逝。'84年フリーメーソンに加盟、その活動が作品にも投影する。1770年代初めまでの初期の作品には前古典派およびイタリア古典派の影響が強く見られるが、中期には典雅なギャラント様式、マンハイム楽派の様式を採り入れ、30歳以後の後期ではバロック音楽への傾倒も加わって、古典美のなかに深遠な表情をもつようになった。
(「クラシック音楽作品名辞典<改訂版> 三省堂」より抜粋)
ついにタミーノとパミーナが再会し、手を取り合いましたね。
歌劇≪魔笛≫のひとつの側面のフィナーレだな。もうひとつの側面として、パパゲーノやその他の者たちのフィナーレが残されているぞ。
【追想】愛すべきピアノ・アレンジ。
歌劇の魅力が詰め込まれています。

「モーツァルト 歌劇≪魔笛≫」(青島広志[解説・ピアノ編曲] / 全音楽譜出版社)です。
青島広志氏による、「歌劇≪魔笛≫」に登場するアリアや重唱のピアノ編曲のスコアです。
青島氏の解説の随所には、モーツァルトの「歌劇≪魔笛≫」へ向ける愛情と熱情を強く感じ取ることができます。
残炎ながら、今回紹介した場面からのピアノ編曲はありません。ですが、解説書として読み直しましょう。
「【歌劇<魔笛>について】」と「【あらすじ】」が1ページ強に纏められています。
それぞれが半ページの分量に収められていることに驚きます。文章の構成力がすごいですね。
「【歌劇<魔笛>について】」では、「魔笛」の特異性としてドイツ語で書かれていることとや、音楽語法の集大成的な位置づけにあることを示しています。
加えて、モーツァルトが入会していた秘密結社「フリーメーソン」の影響も示唆しています。
「【あらすじ】」ではキャラクターにスポットを当てた紹介の仕方をしています。
キャラクターの名前が太字になっているのもユニークな仕掛けですね。
機会があれば、モーツァルト以外のピアノ編曲の解説を読んでみたいです。
作曲や編曲だけでなく、文章も上手なのですね。
思考を纏め、音楽化や文章化し、再構成する力がすごいのだろうな。
【雑想】下手の横好き。(第144弾)
クラシック音楽の打ち込み作品の紹介です。
「Studio One」シリーズで打ち込んだクラシック音楽をお披露目するコーナーです。
今回は、「おすすめの図書です」で紹介した「歌劇≪魔笛≫」の「序曲」のブログ管理者によるピアノ編曲です。
準備中です。
他作品を含め、下記リンク先にクラシック音楽の打ち込み作品などを纏めていますので、ご鑑賞いただければ嬉しいです。
・ミュージック(クラシック_01)
・ミュージック(クラシック_02)
・ミュージック(クラシック_03)
クラシック音楽をファミコン(ファミリーコンピューター)の音源風(あくまで「風」)にアレンジした「8bit クラシック」という打ち込み作品も纏めていますので、上記に加えてご鑑賞いただければ幸いです。
長く続く趣味を持ちたいです。
前回から引き続き趣向を変えた、モーツァルトの「歌劇≪魔笛≫」を紹介しました。(いずれ通常スタイルには戻ります。)
漸くタミーノとパミーナが、至極真っ当に結ばれた、というフィナーレのようでしたね。
第2幕の後半は、正直駆け足気味で、唐突感が否めない箇所もあります。
ですが、不憫で仕方のなかったパミーナが救われたようで、感涙です。
矢継ぎ早に飛来する悲劇的な苦難の数々に、よく耐え抜いたと思います。
煉獄のような場でありながら、召命された感のあるエンディングもユニークでした。
2人の物語はまだ続きます。そしてパパゲーノ、夜の女王、ザラストロやモノスタトスの物語も残っています。
パミーナが救われたようで、本当に良かったです。
多々ある物語としては稀に見る、苦難を連発的に引き寄せるヒロインだったからな。本当に良かった。